眠れぬ夜のひとりごと。 —最後のお話—

以前、
私はユキさんのNEWSメンバーの声と色についてのお話が大好きです。そこで、ユキさんにはこの人の歌う、このフレーズがいい!というものを語ってください。ひとりのメンバーについて言及してもいいですし、メンバーそれぞれに対してでも構いません。お気に入りのユニゾン部分もあるでしょう。すべてお任せしますのでお時間のあるときにたっぷりと♪お待ちしています。

というのをask.fmでいただいていました。askには増田さんのことのみ答え、3人はこのブログで答えていましたので、もうaskを使ってないし増田さんのも含めて記録用にまとめておきます。

〇シゲアキさんについて
終わらないイノセンス - Metaphysica

〇小山さんについて
夜空に願いをかけてた あの少年は心(ここ)にいる - Metaphysica

〇手越さんについて
全てが僕の宝物 - Metaphysica



では、増田さんについて。askに少し付け足し。

「さくらのような 君でした」

この人の声が非常に好きです。以前にもよく声についてのエントリーを上げていましたが、地声と歌声のギャップが一番ある人だと思っています。そしてまさにアイドル声なんだけど、これに似た声の持ち主は後にも先にもなかなかいない希有な存在。
ますだ担のここが共通点!の一つとして「私の好きなますださんの母音の発音」ってありますよね。私はア母音とオ母音が特に好きです。のどが開く音。口をパカッとあけて、舌根をやわらかーく使って喉の奥が見えるくらいに開けることが出来てて、巻き舌も得意だししゃべりの時は噛み噛みですが、多分一番舌がまめる人だと思う。体つきも共鳴体として申し分ない厚みだし(…)そして首がね!骨格的に首が太いから声が野太い。(ちなみに西川貴教さん、櫻井翔さんもものすごく首が太い)おんなじ原理だとジャニーズWESTの濱田くんはいい声しているはず。今度聴いてみます。脱線した。
透明感溢れる歌い方や、ちょっとがなる歌い方、子どものように無邪気なひらがなの歌い方、泣いているような歌い方や、とにかく歌詞と世界観に乗せるように声を作っていく人だなと常日頃思っていて、技術云々の前に歌を歌う姿勢というか根幹がしっかりしているなという印象を受けます。どちらかというとカラッとしたスコーンと通る声ではないので、こう上からふわっと降りてくるベールのような声。本人はよく「ぼわっとした声」といいますが、コーラスでは一番なじむ声なので、NEWSのメンバーの声の隙間を埋める接着剤的な役割かなと思います。

ではそんな増田さんの歌うフレーズで好きなものの羅列。

「敵わないヤツなんているかな?そんなはずないさ」—裸足のシンデレラボーイ
この語尾がすさまじく好きで、特にパシコンがだんだんのどが開いてくる人体の過程がよく聴いてて分かります。力強い歌声。

「愛の意味 君に会って ようやく 気づけたんだよ 今を生きよう 夜が明ける wow wow wow」—ベサメムーチョ
この大サビのフェイク。オ母音半音進行万歳。ちなみにベサメムーチョとは「私にたくさんキスをして(意訳)」という意味らしいです。エロい。
総じて言えるのが、彼の一つ一つの言葉を丁寧に前に置いていくので、日本語の歌い方がうまい。自立語と付属語の歌い分けが非常にうまいのは合唱やっていた身として非常にうらやましいです。

「約束信じて待ってて欲しい君が待つ場所へ帰るから。」—君想フ夜
声のイメージというか世界観がぴったりなフレーズ。私増田さんと和風のコラボがとにかく好きで、この刹那感を繊細に丁寧に歌われるのでほれぼれしながらいつも聴いています。


こうやってみていくと、私の好きなフレーズは全て大サビ…。
では最後に。


「さくらのような 君でした 春のような 恋でした いつまでも 続いてゆくと そんな気がしてた」—さくらガール
発売当初は大学のサークル合宿で聴きながらベットの上ごろんごろんするくらい耳がかゆくなるような甘く切ない歌声が、テゴマスのまほうでは喉がはち切れそうな悲痛としか表現できない叫びになって、秩父宮ではピンクの浴衣で可憐に歌ってくれました。彼らに寄り添っている歌。大切に歌っている声に万感の思いが溢れます。

全てのNEWSの曲を歌い続ける誓いを立てたこの人が生み出す作品が楽しみです!



ということでこちらで更新するのは本当に最後。ありがとうございました。眠れぬ夜のひとりごと。