図書館の自由に関する宣言。

映画『図書館戦争』観てきました。有川作品で一番映画にして見ごたえあるものだと思います。スケールが大きいけれどもバックボーンがしっかりしてる作品。
何より、これを通して実際に「図書館の自由に関する宣言」があることにびっくりしました。

http://www.jla.or.jp/library/gudeline/tabid/232/Default.aspx
日本図書館協会のHP

図書館戦争』の世界はあながち幻想ではなくて、その昔言語統制があった戦時中や戦後の状況が、もし現代で行われていたら…という設定。
表現の自由」を求めて自らの命をささげる図書館隊を見て、思うところがありました。

今こそ、いろんなものの電子化が進んでいるけれど、「本」って大事だよねって。
人は社会的役割を何かしら担う際に、少なからず使う言葉は制限されます。この役割においてこの発言はふさわしくない。それは、その発言が多くの人に影響を及ぼすからです。
しかし、本は「自由」です。その社会的役割をもちろん利用して作られるものもありますが、ほとんどが「自由」です。それは、この社会が表現の自由を保障してくれているから。そして、私たち読者に選ぶ権利を与えてくれているから。

命がけで戦うとか、オーバーすぎるかなと思うかもしれないけれど、私たちのやっていることは未来を守るためなんだという仁科さんの台詞になんかハッとさせられるものがありました。

自分が自分らしく表現できる自由って守っていかなきゃいけないなー。

今でも恨めしく思っている司書の資格を取れなかった大学カリキュラム…仕事をしながら挑戦できたらいいなとあらためて感じました。