2015-06-24から1日間の記事一覧

芸術鑑賞―中原中也【3】

3回目は中也を最も客観的に分析した人ではないでしょうか。大岡昇平からみた中也についてまとめていきます。肩書きは小説家ですが、作品を見る限りノンフィクションや私小説が多いように感じます。今回読んだのは、「ザルツブルクの小枝」と「中原中也」 ザ…

芸術鑑賞―中原中也【2】

今回は、中原中也の友人の一人、評論家の「小林秀雄」に焦点を当てていきます。私の職場では、山崎正和、山本健吉などの文芸評論家と共によく目にする名前です。そして小林秀雄と言えば「無常といふこと」と一発で作品名も出ます。鉄板ですが、今回は『新訂…

芸術鑑賞―中原中也【1】

芸術の秋。そろそろ詩にちょっと目を向けてみようかなと思っていたところ、舞台「フレンド」詩人中原中也を取り巻く人々の青春群像劇があるということで、観劇できない分ちょっと中原中也について勉強をしている最中です。手始めにこちらから。 汚れつちまつ…

誰よりもこの世界でただひとつの 君はすべて分け合う人だから

好きな歌の一つに挙げられる風味堂の「僕が守るよ」 雨上がりの虹を見つけて 子供みたいにはしゃぐ君が好き 少し焦がした目玉焼きを 不安そうに差し出す君が好き という冒頭から始まって、本日のタイトルにしたサビの一節がアップテンポな曲調に合わせて流れ…

ロックのスペルはlock!

しがない1増田担の10000字の正直な感想を。

NEWS 11th anniversary 〜星降る夜に願うこと〜

11歳ぞろ目だぜ!イエイイエイ!と小山さんの声が聞こえてきそうな夜です。あっというまに1年経ちました。私の街では彼岸花が咲いて風も空も秋めいています。あいかわらずのゆったりとした毎日の中で、彼らはそれぞれ彼らなりにNEWSとして過ごしているのでし…

NEWSファーストアルバムtouchを聴く

今更かよ!って感じですが、やっとこさNEWSのファーストアルバムを借りて聴く心づもりができたので、所感を。 1. 希望〜Yell〜2. きらめきの彼方へ3. 紅く燃ゆる太陽4. I・ZA・NA・I・ZU・KI5. Love Song6. ずっと7. High TEN!8. 恋焼け9. 疾走Friday Night…

夢で逢いましょう

私たちに無償で愛とか希望を笑顔や銀テープと一緒に振りまくアイドルは、夢の中で生きているものとして私は捉えている。 だから、夢の中ではなくてはっきりと裏が見えてしまうことに絶望してしまう。 タイアップも実はあんまり続くと裏の要素というか柵にが…

火の鳥はしなやかに雄々しく

PHOENIX(不死鳥) 永遠の時を生きるという伝説上の鳥である。世界各地の伝承では、その涙は、癒しを齎し、血を口にすると不老不死の命を授かると云われている。不死鳥、もしくは見た目または伝承から火の鳥とも言われる。数百年に一度、自ら香木を積み重ね…

ほんの少し。【その2】

夏はなるべく1日1冊運動中なので、ここ2ヶ月ぐらいで読んだ本の羅列。バイタリティ溢れるアッコちゃんの後輩である主人公が普通のOLなので、するする読めました。この間宮崎美子さんのすずらん本屋堂で著者の柚木さんが出ていたんですが、この方恐ろしく早い…

残された音や言葉を。〈2〉

先日の続き。ダ・ヴィンチ8月号2004ー2014フジファブリックインタビューにて。 このインタビューを見てお恥ずかしながら初めて『会いに』の存在を知りました。志村さんがメロディーとサビの「会いに行くよ」というワンセンテンスだけを残し、ベースの加藤さん…

残された音や言葉を。〈1〉

ダ・ヴィンチ8月号 2004ー2014フジファブリックインタビューを読みました。この特集があったので買いました。にわかですが、あまりに清かったので記憶にとどめるために。 ある日、4人だったバンドが3人になった。曲を作り歌詞を書くことは手分けすればできるか…

ONE-for the win-

ワールドカップ中毎日頭に流れていました。ZIPで聴いた後に通勤のBGMで聴く贅沢。久しぶりに感想を。 ☆ONE -for the win-オープニングが華やかでグッと世界観に引き込まれますね。今回歌い出し「全て始まりは手越」(字面がすでにかっこいい)過去の私の発言…

ささやかな

切りとったメロディー繰り返した 忘れないように 言葉よりも大切なもの ここにはあるから 嵐「言葉よりも大切なもの」 音楽のちからで流れた福島でのライブの1曲目。大野くんの声に合わせて流れたこのメロディーがすごく懐かしかったと同時に、私はこの頃の…

ほんの少し。【その1】

ここ何ヶ月かで読んだ本の羅列。 本にだって雄と雌があります 作者: 小田雅久仁 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/10/22 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 126回 この商品を含むブログ (50件) を見る タイトルのインパクトが強くて手に取った一冊…